スキルシートは、技術者が参画しようとする案件に、どのような貢献ができるかをクライアントにアピールする大切なものです。正確かつ慎重に記述しましょう。
過去の案件で経験した、開発言語、データベース、マシン、OS、ツールなどを明確に記述してください。また参画した案件の、どの作業フェーズを行ったのか、どのような開発環境で作業を行ったのかも大切な要素です。
自分には何が出来る(出来ない)のか、スキルシート上でクライアントが理解できるよう心がけてください。
単金に釣られて案件を選ぶとひどい目にあうことがあります。マーケットの相場に比べて極端に高かったり低かったりする案件には、必ずといっていいほどウラがあります。単金だけで判断するのは止めましょう。案件情報だけでは案件の全容はつかめません。場所、期間、作業内容が一致したら面接で詳細を確認しましょう。
面接は、クライアントに面接されているのと同時にクライアントを面接するくらいの気持ちが大切。PMは、リーダーはどんな人物か?その人たちとうまくコミュニケーションが取れるか?などよく考えましょう。また、案件の中で自分の役割が明確になっているかどうかも重要なポイント。自分の役割が明確になっていない案件には参画しないほうが賢明です。
面接の目的は技術者のスキルを図ることで、営業マンやアナウンサーの面接ではありません。うまくしゃべろうとする必要はありません。正確に丁寧に話してください。下手でも全く問題はありません。自分に出来ること、やりたいことを正確にゆっくりとしゃべること。
経験がないことであっても、積極的な姿勢を示すことが大切です。「勉強をする」「周囲の人に教えを請う」「習得するまでチャレンジする」など。向上心がなくなってしまったら技術者としての進歩は終わりです。また、案件の中でどのフェーズから参画できるのかも確認します。調査分析・基本設計以降、詳細設計以降、製造以降、テスト、運用保守など。
基本的なことですが、分からないことは理解できるまで聞く、確認する。あわてて鵜呑みにしたりすると後悔することになります。面接官に対しても自分が理解しているかどうか、ハッキリ受け応えをしてください。あいまいな受け応えが一番いけません。
入場当初はいわば転校生だからわからないことがあるのは当然です。しばらくは周囲の人も気を遣ってくれるでしょう。でもそれに甘えてはいけません。現場でのわからないこと(技術的なこと、一般事項など)は積極的に質問することです。新しい現場では新人なのですから、特に上長(年下であっても)に対しては礼儀正しい対応をしてください。
他人とうまくコミュニケーションすることが大切です。何か気にかかることがあったり、コミュニケーションがうまくいかない場合などは、早めに所属会社なり担当者、あるいは現場リーダーに相談することです。